ESOTERIC - ESSG-90255/7(SACDソフト3枚組 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集)《e》【完売】|レコード・CDソフト・書籍,SACD|

オーディオ&ホームシアター専門店 e.オーディオ逸品館

《 商品のお届けに関する重要なお知らせ 》

 

トップ > レコード・CDソフト・書籍 > SACD > ESOTERIC - ESSG-90255/7(SACDソフト3枚組 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集)《e》【完売】

ESOTERIC - ESSG-90255/7(SACDソフト3枚組 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集)《e》【完売】

商品コード : ESSG-90255
製造元 : ESOTERIC
メーカー希望小売価格(税別) : 9,091
価格 : 10,000円(税込)
◆生産数限定商品の為「お1人様2枚まで」とさせていただきます。また、入荷・ご注文状況により、1枚に変更またはご注文をキャンセルさせていただく場合がございます。
数量
 

商品合計金額が10万円以上お買い上げの場合送料無料※送料無料表示の商品は、金額に関わらず送料無料です。(大型商品など別途送料が必要な商品もございます)

品切れ

jpトップリンクボタン 下取りリンクボタン

《 ESOTERIC SACD ご購入に関するご注意 》
生産数限定商品の為「1回のご注文で同一商品の購入はお1人様2枚まで」とさせていただきます。
 ※入荷・ご注文状況により1枚に変更またはご注文をキャンセルさせて頂く場合がございます。
発売日の異なる商品を同時にご注文の場合、一番遅い発売日に合わせてまとめての出荷となります。
 個別にお届けをご希望の場合は、お手数ですが【発売日ごと】に分けて個別にご注文をお願いいたします。
 ※送料はご注文毎に必要となります。
ご注文後の数量変更などは承れません。変更をご希望の場合はご注文をキャンセルしていただき、再度ご注文をお願いいたします。
ESOTERIC 名盤復刻シリーズ紹介リンク
ポリーニとアバド、類稀なる盟友がタッグを組んだ極上のベートーヴェン
 
「彼ほど上手く弾けるものがいようか」(ルービンシュタイン)

今年80歳を迎えたイタリアの名ピアニスト、マウリツィオ・ポリーニ(1942.1.5生まれ)。ポリーニが一躍その名を世界にとどろかせたのは、1960年のショパン国際コンクールで優勝を飾った18歳の時のこと。審査員全員一致の推挙であり、しかも審査員長だったルービンシュタインの「私たち審査員の中で、彼ほど上手く弾けるものがいようか」という言葉は、ポリーニという存在がいかにセンセーショナルであったかを物語っています。ミラノのヴェルディ音楽院卒業のはるか前の9歳でデビューを果たした若きピアニストは、しかし、この直後に公の演奏活動から身を退き、レパートリーの拡充を含めさらに自らの芸術を深めるための研鑽を続けたのでした。そしてそのドロップアウトの期間を経て1968年に演奏活動を本格的に再開し、1971年にはドイツ・グラモフォンからストラヴィンスキー「ペトルーシュカからの3章」でデビューし、それまでの演奏・録音史を根本から塗り変えるような鮮烈なソロ・アルバムを続々と発表し続けました。
 
2人の盟友が刻んだ協奏曲録音

一方、ショパン・コンクール優勝の1960年にEMIに録音されたショパンの第1番を除くと、ドイツ・グラモフォンでのポリーニの協奏曲録音は1976年にスタート、ユニテルの映像収録とリンクした形で、ウィーン・フィルを起用してモーツァルト(第19番・第23番)、ベートーヴェン(第3番〜第5番)、ブラームス(第2番)が録音されました。さらに1982年にかけて、ベートーヴェンの第1番・第2番、ブラームスの第1番を録音し、「2大B」については全曲録音を完成させることになります。このうち、ブラームスの2番と、シカゴ響とのバルトーク(第1番・第2番)の指揮を担ったのがクラウディオ・アバドでした。共にミラノの出身であるアバドとポリーニは1960年代から共演を重ね、音楽的にも政治信条(左派)でも波長が合い、いわばお互いに同志ともいうべき強い絆で結ばれていた存在であり、録音ではすでに1973年に、やはり同じく二人の盟友だったノーノの「力と光の波のように」で共演していました。ポリーニ、アバドともに、極め尽くされた流麗かつアポロ的な音楽づくりを得意とする音楽家で、ブラームスであれ、バルトークであれ、それまでの作品のイメージを塗り替えるような新鮮な驚きに満ちていたのでした。
 
歴史的なベートーヴェン・チクルス

今回Super Audio CDハイブリッド化されるベートーヴェンのピアノ協奏曲全集は、こうした二人の共演録音の中でも重要な足跡を記録したもので、1992年12月と1993年1月、ベルリン・フィルの定期演奏会(4つのプログラムによる10回の演奏会)でライヴ・レコーディングされました。まず12月9・10日に第3番、13・14・15日に第2番・第4番、19・20・21日に第1番が演奏され、翌年1月30・31日に第5番が演奏されています。興味深いのはプログラミングで、ベートーヴェンの「田園」と組み合わされた第5番「皇帝」を除き、リゲティ(「ロンターノ」「アトモスフェーレス」)、ノーノ(「断ち切られた歌」)、リーム(「像はなく/道はなく」「第1の二重の歌」)、ルトスワフスキ(オーボエとハープのための協奏曲)という現代作品が組み合わされていたことでしょう。ベートーヴェンの作品を現代曲と組み合わせるプログラミングはよく行われますが、このプログラミングも同時代音楽への視座を決して忘れることがなかったポリーニとアバドらしいチョイスで、その中でベートーヴェン作品の時代性・地域性を超越したユニバーサルな姿が浮かび上がってくるかのようです。
 
明晰かつ流麗なベートーヴェン解釈の決定打

ポリーニのベートーヴェン解釈は、重厚かつ思索性の強いドイツ的な演奏解釈こそがまだまだベートーヴェン作品の本流、とされていた20世紀後半の演奏思潮の中では、全く独自の、鮮烈なものでした。楽譜に書かれた音符や指示を純粋に音楽的に捉えることのできる感性によって論理的に再構築された先鋭かつ流麗な演奏は、20世紀後半におけるベートーヴェン演奏史の転換期にいきなり聳え立ったひとつの頂点でもありました。ポリーニは、自らの音楽を思う存分ぶちまけたかのような後期ソナタ5曲(1975〜77年録音・当シリーズで発売済み)と比べると、1度目のベートーヴェンのピアノ協奏曲全集ではベームおよびヨッフムという19世紀生まれの巨匠の作り出す大きな枠の中で自らの音楽を奏でるような感がありましたが、この2度目の全集では演奏の方向性を同じくする盟友と演奏する喜びにあふれているかのようです。演奏に漲る気概やスピード感も凄まじく、各曲のカデンツァの勢いにも圧倒されるばかりです。ベルリン・フィルも、名技性はそのままに、カラヤン時代に纏っていた重い鎧を脱ぎ捨て(初出盤裏に掲載された写真を見る限り、弦楽器は12−10−8−6−4の12型)、明晰なサウンドでポリーニにピッタリとつけ、バックアップしています。なおアバドとベリルン・フィルは1999〜2001年にかけて2つのベートーヴェンの交響曲全集録音を成し遂げており、さらにスリムアップしたベートーヴェン解釈を音に刻んでいます。
 
最高の状態でのSuper Audio CDハイブリッド化が実現

レコーディングはベルリン・フィルの本拠であるベルリン・フィルハーモニーで行われました。ソロもオーケストラも比較的近めの音像で収録されており、特にポリーニのソロは、磨き抜かれた微細かつ緻密なニュアンスを手に取るように聴くことができます。当時のドイツ・グラモフォンが推奨していた「4Dオーディオ・レコーディング」に拠っており、その背後に広がるベルリン・フィルの引き締まった筋肉質な響きも極めて適切で、演奏に漲る緊張感を再現しています。1994年の発売以来今回が初めての本格的なリマスターとなり、Super Audio CDハイブリッド化に当たっては、これまで同様、使用するマスターテープの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業が行われています。特にDSDマスタリングにあたっては、新たに構築した「Esoteric Mastering」システムを使用。 入念に調整されたESOTERICの最高級機材Master Sound Discrete DACとMaster Sound Discrete Clockを投入。またMEXCELケーブルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を余すところなくディスク化することができました。
 
■『自然な流露感、ポリーニの熟した芸風』
「ポリーニとアバドというイタリアのコンビが生み出すベートーヴェンの世界は、どこか明るさを漂わせている。とりわけポリーニが作り出す響きに、それが強く感じられる。結果としてこの両者によるベートーヴェンは、聴き手の心を大きく開放してくれる。それがすこぶる快い。ポリーニといえば誰しも胸のすくような鮮やかなテクニックと、それが生む大柄な華やかさを期待する。もちろんポリーニはその期待に十全にこたえているが、それ以上に関心をそそるのが、すべての緩徐楽章に聞かれるしっとりした詩情。自然な流露感があり、ポリーニの熟した芸風が味わえる。」 『クラシック名盤大全 協奏曲編』1998年

「数多いベートーヴェンの《皇帝》のディスクの中でも、ピアノのひびきの輝かしさ、強靭さという意味合いにおいて特に際立つものといっていいだろう。並外れて高い演奏技巧を背景にして、ポリーニが導き出す音は、ひとつひとつがくっきりとした輪郭で描き上げられ、その表面には物事の姿が映し出されるであろうかと思われるほどに磨き上げられており、比類ない存在感がある。いわゆる伝統的なベートーヴェン演奏とは一線を画するような性格で、ポリーニの独自色は明白だ。ひきしまり、筋肉質で、反応の鋭い《皇帝》像といえようか。」 『ONTOMO MOOK クラシック不滅の名盤1000』2007年

「イタリアの名演奏家2人の共演であるだけに、ドイツの正統的な様式感とは完全にその本質を異にする演奏だが、強靭なタッチを駆使したポリーニの明快で彫りの深いソロは、メリハリの利いた表現が強いアピールを放っている。それはアバドが紡ぎ出すしなやかなカンティレーナを誇る自然で瑞々しいバックアップともあいまって、独自の魅力を満載した格好の良いベートーヴェン像を彫琢しており、その快い表情の推移が聴き手を捉えて離すことがない。」 『ONTOMO MOOK 最新版クラシック不滅の名盤1000』2018年
 
[収録曲]
 
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770〜1827)
DISC 1
● ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 作品15
 [1] 第1楽章:Allegro con brio
Cadenza: Ludwig van Beethoven(1809)
 [2] 第2楽章:Largo
 [3] 第3楽章:Rondo(Allegro scherzando)
 
● ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品19
 [4] 第1楽章:Allegro con brio
Cadenza: Ludwig van Beethoven(1809)
 [5] 第2楽章:Adagio
 [6] 第3楽章:Rondo(Molto allegro)
 
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770〜1827)
DISC 2
● ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37
 [1] 第1楽章:Allegro con brio
Cadenza: Ludwig van Beethoven
 [2] 第2楽章:Largo
 [3] 第3楽章:Rondo(Allegro)
 
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770〜1827)
DISC 3
● ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73《皇帝》
 [1] 第1楽章:Allegro
 [2] 第2楽章:Adagio un poco moto
 [3] 第3楽章:Rondo(Allegro)
 
詳細
 録音 1992年9月(第1〜4番)、1995年1月(第5番)
ベルリン、フィルハーモニーでのライヴ・レコーディング
 初出 439 770-2(1994年)
 日本盤初出 POCG1767/9(1994年4月)
 オリジナル・レコーディング [エクゼクティヴ・プロデューサー]クリストファー・オールダー
[プロデューサー]クリストファー・オールダー
[バランス・エンジニア]ゲルノート・フォン・シュッツェンドルフ
[レコーディング・エンジニア]
ユルゲン・ブルクリン(第1〜5番)
ハンス=ルドルフ・ミュラー、ヨープスト・エーバーハルト(第5番)
ライハルト・ラーゲマン(第1〜4番)

商品の画像について

商品画像は、代表画像をイメージとして掲載している場合がございます。必ずしも商品名の画像と一致しているわけではございません。また、商品の仕様・パッケージ等につきましては予告なく変更される場合もございます。あらかじめご了承をお願いいたします。

在庫状況に関する注意事項について

オーディオ逸品館に掲載しています商品は他の逸品館販売サイト、実店舗と在庫を共有し同時販売しています。ご注文のタイミングによっては「在庫有り」表記の場合であっても欠品が発生する場合もございます。
万が一当社在庫およびメーカー在庫共に在庫切れの場合、お客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、その際はご連絡の上、ご注文をキャンセルさせていただく場合もございます。何卒ご了承くださいますようお願いいたします。


この商品についてのレビュー

  ニックネーム : 評点 :
内容 :
レビューを書く

入力された顧客評価がありません。

■注目メーカー

  • aet(エーイーティー)ミニバナー
  • audioquest(オーディオクエスト)ミニバナー
  • Bowers&Wilkins(バウワース&ウィルキンス)ミニバナー
  • cec(シーイーシー)ミニバナー
  • dali(ダリ)ミニバナー
  • denon(デノン)ミニバナー
  • esoteric(エソテリック)ミニバナー
  • focal(フォーカル)ミニバナー
  • jbl(ジェイビーエル)ミニバナー
  • klipsch(クリプシュ)ミニバナー
  • kripton(クリプトン)ミニバナー
  • luxman(ラックスマン)ミニバナー
  • magico(マジコ)ミニバナー
  • manley(マンレイ)ミニバナー
  • marantz(マランツ)ミニバナー
  • mcintosh(マッキントッシュ)ミニバナー
  • musical fidelity(ミュージカルフィデリティ)ミニバナー
  • phasemation(フェーズメーション)ミニバナー
  • polk audio(ポークオーディオ)ミニバナー
  • quad(クォード)ミニバナー
  • stax(スタックス)ミニバナー
  • tad(ティーエーディー)ミニバナー
  • tannoy(タンノイ)ミニバナー
  • teac(ティアック)ミニバナー
  • tiglon(ティグロン)ミニバナー
  • triode(トライオード)ミニバナー
  • wharfedale(ワーフェデール)ミニバナー
  • wireworld(ワイヤーワールド)ミニバナー

ページトップへ