トップ > レコード・CDソフト・書籍 > SACD > ESOTERIC - ESSG-90212/14(SACDソフト3枚組 ビゼー:歌劇「カルメン(全曲)」)《e》【完売】
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カラヤンだからこそたどり着いた究極の「カルメン」。 80年代の最高の歌手陣を配したデジタル初期の名盤が初のDSDリマスタリングで復活。
ESOTERICならではのこだわりのSuperAudioCDハイブリッド・ソフト
オリジナル・マスター・サウンドへの飽くことなきこだわりと、Super Audioハイブリッド化による圧倒的な音質向上で継続して高い評価をいただいているエソテリックによる名盤復刻シリーズ。発売以来LP時代を通じて決定的名盤と評価され、CD時代になった現代にいたるまで、カタログから消えたことのない名盤をオリジナル・マスターからDSDマスタリングし、世界初のSuper Audioハイブリッド化を実現してきました。晩年のカラヤンがザルツブルクでの上演と並行して生み出した名盤揃いのオペラの全曲盤の中から、1982〜83年に録音されたビゼー「カルメン」を、世界で初めてSuper Audioハイブリッドとして発売いたします。
■「長い間名演を積み重ねてきた《カルメン》というオペラの、20世紀における一つの到達点」
「たとえていえば、脂っこいソースをかけ、腹にもたれる『カルメン』ではなく、まるでヌーヴェル・キュイジーヌみたいにあっさりと淡白で、材料の持ち味を生かした、口あたりのいい『カルメン』――カラヤンという当代随一の音楽の名コックが腕によりをかけて生み出した新鮮な演奏、それがこのディスクに聴く『カルメン』だ。ワーグナーでもヴェルディでもない、ビゼーの音楽のもつ真に地中海的なエスプリと明晰が、そこに初めて生まれ出ることができた、と私は思う。」
初出盤ライナーノーツより 1983年
「約20年の間隔を置いたカラヤンの2種の《カルメン》はまるで別のオペラみたいに異なった表現になっている。旧盤がそのドラマティックな力を徹底的に追求した、重厚な運命劇になっていたのに対して、新盤ではもっと透明で洗練された軽妙さの中に、ビゼーの音楽の持つ地中海的美感とエスプリが見事に表現されている。このオペラのベスト・レコードの一つ。」
『クラシック・レコード・ブック1000 VOL.6オペラ&声楽曲編』1986年 「カラヤンのタッチは実に精妙を極め、歌い手と管弦楽を魔術的に駆使して、素晴らしい「カルメン」を生み出している。もちろん悲劇としての緊張も欠けていない。旧盤にはなかった軽やかで爽やかな息吹と透明な色彩に満ちた音楽があり、この演奏によリ「カルメン」というユニークなオペラの真の魅力が実感される。歌手陣ではバルツァのカルメンが奔放で、独自の魅力と官能を見事に歌い出している。」
『クラシックCDカタログ89前期』1989年
「この録音の後一代のカルメンとなったバルツァと、ホセ像の典型みたいになったカレーラスのコンビも、まさに時を得て歌っている。大げさに言うなら、これは長い間名演を積み重ねてきた《カルメン》というオペラの、20世紀における一つの到達点ではないだろうか。細部までカラヤンの美意識が行き渡っている。」
『ONTOMO MOOK クラシック名盤大全 オペラ・声楽曲編』1998年
「強烈な個性を発揮するアグネス・バルツァのカリメンは比べるものがないくらい。そしてホセ・カレーラスのホセも、切実で甘い、最高の歌を聴かせる。カラヤンの指揮がまた生気に満ちている。激しさと洗練された響きとが、こんなに見事に両立できるなんて、信じられないくらい。このオペラに新しい解釈を持ち込んだわけではないけれど、劇的な性格は強化され、いわば完成されたカラヤンの《カルメン》となっている。」
『クラシック不滅の名盤800』1997年
「一時代を画す『カラヤンの《カルメン》』がこれだ。カラヤンが遺したオペラ全曲盤のうちでもとりわけ優れたものの一つだろう。驚くほどパワフルで、どんな男も征服してしまいそうなバルツァのカルメンと必死で取りすがるようなカレーラスのホセとの組み合わせは絶妙で、カラヤンが理想の人材を得て、生気いっぱいなのがよくわかる。バルツァがこの時代のカルメン像を築き、カレーラスがホセ像を定着させ、『カラヤンの《カルメン》』が生まれた。聴けばなぜ、《カルメン》が人気オペラなのかがはっきりわかるはず。」
『最新版・クラシック不滅の名盤1000』2018年
収録曲 / 詳細
ビゼー
歌劇「カルメン」作品59(全曲)
[配役]
アグネス・バルツァ(Ms)
ホセ・カレーラス(T)
ホセ・ヴァン・ダム(Br)
パリ・オペラ座合唱団(合唱指揮:ジャン・ラフォルジュ)
シェーネベルク少年合唱団(ミュージカル・アシスタント:ヴァルター=ハーゲン・グロル)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
パリ・オペラ座合唱団
DISC 1
第1幕
[1] |
前奏曲 |
[2] |
第1番:イントロダクション「広場をああして 足しげく」(兵士たち、モラレス) |
[3] |
「なにをさがしているんだいお嬢さん」(モラレス、ミカエラ、兵士たち) |
[4] |
第2番:行進曲と街の子供たちの合唱「交代の部隊といっしょに」(街の子供たちの合唱) |
[5] |
「全隊 とまれ!休め!貴様をたずねて」(スニーガ、モラレス、ホセ、帰営する部隊の隊長) |
[6] |
「つとめを終えた衛兵隊は」(街の子供たちの合唱) |
[7] |
「おい、伍長」(スニーガ、ホセ) |
[8] |
第3番:合唱と場面「鐘が鳴ったぜ」(若者たちの合唱、兵士たち) |
[9] |
「ゆらゆらと タバコのけむり 目で追えば」(女工たちの合唱、若者たち) |
[10] |
「はてな、カルメンシータの姿がないぞ」(兵士たち、若者たち、一同) |
[11] |
「いつになったら好きになるのか?」(カルメン)
第4番:ハバネラ「恋は、いうことを聞かない小鳥」〔恋は野の鳥〕(カルメン) |
[12] |
第5番:場面「カルメン みんなこうして拝みに来たのさ」(若者たち、女工たち、ホセ) |
[13] |
「伍長さん」(ミカエラ、ホセ)
第6番:二重唱〔母の便りを聞かせてよ〕「聞かせておくれ おふくろの話」 |
[14] |
第6番:二重唱「お母さまがね いっしょに教会を出るとき」〔母の便りを聞かせてよ〕(ミカエラ、ホセ) |
[15] |
「おふくろが目に浮かぶなあ・・・」(ミカエラ、ホセ) |
[16] |
「おふくろに会うって!そうか!」(ミカエラ、ホセ) |
[17] |
第7番:合唱「誰か来て!」(女工たち、スニーガ、兵士たち) |
[18] |
「やれやれ、これで少しは静かになった」(スニーガ、ホセ、カルメン) |
[19] |
第8番:歌とメロドラマ「なにか申し開きはあるのかね?・・・」(スニーガ)
「トララララ!…」(カルメン、スニーガ、合唱、一人の兵士) |
[20] |
「若いのね、将校さん、それに親切だわ」(カルメン、ホセ) |
[21] |
第9番:歌と二重唱「セビーリャの城壁の近く」〔セギディーリャ〕(カルメン、ホセ) |
[22] |
第10番:フィナーレ「中尉が来る!気をつけて」(ホセ、スニーガ、カルメン) |
DISC 2
第2幕
[1] |
第2幕への間奏曲 |
[2] |
第11番:歌「響きもするどく」〔ジプシーの歌〕(カルメン、フラスキータ、メルセデス) |
[3] |
「何か言いたいのかい、リーリャス・バスティアのおやじ?」(スニーガ、バスティア、アンドレス) |
[4] |
第12番:合唱とアンサンブル「ばんざい、闘牛士ばんざい!」(合唱、スニーガ、メルセデス、アンドレス、フラスキータ) |
[5] |
第13番:クプレ「この乾杯のお返しをさせて下さい」〔闘牛士の歌〕(エスカミーリョ、一同) |
[6] |
「将校さんがた、もう勘弁して下さいよ」(バスティア、スニーガ、エスカミーリョ、カルメン) |
[7] |
第14番:五重唱「一仕事思いついたのさ!」(ダンカイロ、フラスキータ、メルセデス、レメンダード、カルメン) |
[8] |
「もういい」(ダンカイロ、カルメン、フラスキータ、メルセデス) |
[9] |
第15番:歌「とまれ!そこへ行くのは誰だ?」(ホセ) 「たしかにあれは龍騎兵だわ」(メルセデス、フラスキータ、ダンカイロ、カルメン) |
[10] |
「やっと来てくれたのね・・・ずいぶん待ったわ」 |
[11] |
第16番:二重唱「つたない踊りをお目にかけます」(カルメン、ホセ) |
[12] |
「おまえの投げた この花を」〔花の歌〕(ホセ) |
[13] |
「いいえ、好きじゃないわ!」(カルメン、ホセ) |
[14] |
第17番:フィナーレ「おおい!カルメン!おれだ!おれだ!」(スニーガ、ホセ、カルメン、レメンダード、ダンカイロ、ジプシーたち) |
[15] |
「一緒においで 野を横切って」(フラスキータ、メルセデス、カルメン、ダンカイロ、レメンダード、その他のジプシーたち) |
DISC 3
第3幕 「来たぞ!来たぞ!」(子供たちの合唱、群衆の合唱)
[1] |
第3幕への間奏曲 |
[2] |
第1場 第18番:イントロダクション「いいか 相棒 頑張れよ」(密輸人たち、フラスキータ、メルセデス、カルメン、ホセ、ダンカイロ、レメンダード) |
[3] |
「カルメン、おれを避けないでくれ」 |
[4] |
第1場 第19番:三重唱「まぜて!切って!」〔カルタの三重唱〕(フラスキータ、メルセデス) |
[5] |
「それなら 今度はあたしがやるわ」(カルメン) |
[6] |
「カルタたち もっとうらなっておくれ」 |
[7] |
「おい、気をつけろ!」(ダンカイロ、カルメン、フラスキータ) |
[8] |
第1場 第20番:アンサンブル「ここですよ、お嬢さん」(案内人、ミカエラ) |
[9] |
第1場 第21番:ミカエラのアリア「なにが出たってこわくないわ」〔何を恐れることがありましょうか〕(ミカエラ) |
[10] |
「でも…間違いない…」(ミカエラ、エスカミーリョ、ホセ) |
[11] |
第1場 第22番:二重唱「私はエスカミーリョ、グラナダの闘牛士」(エスカミーリョ、ホセ) |
[12] |
第1場 第23番:フィナーレ「やめて やめて ホセ!」(カルメン、エスカミーリョ、ダンカイロ、一同) |
[13] |
「待て!・・・誰かあそこにかくれてるぞ」(レメンダード、カルメン、ダンカイロ、ホセ、ミカエラ、フラスキータ、メルセデス、一同) |
[14] |
間奏曲 |
[15] |
第2場 第24番:合唱「たった二クアルト、安いよ、安いよ!」(商人たちの合唱、スニーガ、女の売り子、アンドレス、ジプシー) |
[16] |
「カルメンシータはどうした?」(スニーガ、フラスキータ) |
[17] |
第2場 第25番:合唱「おまえ おれが好きなら カルメン」(エスカミーリョ、カルメン、警官たち、フラスキータ、メルセデス) |
[18] |
第2場 第26番:二重唱(フィナーレ)「あんたね?」「おれだ」(カルメン、ホセ、合唱) |
詳細
録音 |
1982年9月、1983年9月(台詞部分)、ベルリン、フィルハーモニー |
初出 |
2741 025(LP)、410 088-2(CD)(1983) |
日本盤初出 |
78MG0645〜7(LP)、410 088-2(CD、輸入盤)(1983年12月1日) |
商品の画像について
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