エソテリック・マスタリング・センターが監修した
「Esoteric Mastering Edition」高音質BNCケーブル
クラシック/ジャズの歴史的名盤の高音質リマスター作品の数々を手掛けてきた高音質音楽ソフト制作ラボラトリー「エソテリック・マスタリング・センター」。そこには電気回路からシャーシ、ケーブルに至るまで高音質マスタリング専用チューニングが施されたESOTERIC機材が導入されています。そしてマスタリング・エンジニアとハードウェア開発エンジニアがお互いの垣根を越えて高音質盤の制作に取り組み、ソフト制作現場で生まれた高音質化のノウハウがESOTERIC製品開発にフィードバックされていきます。
「Esoteric Mastering Edition」BNCデジタルケーブル「7N-DA6100ES MEXCEL」は、チーフ・マスタリング・エンジニア東野真哉監修による特別チューニングを施した BNCケーブルです。マスタリング・センターの高音質ソフト・機材開発のノウハウを結集し、制作エンジニアの情熱とプライドを込めた特別なBNCケーブルは、音楽鑑賞に更なるリアリティーを与え、音楽作品とリスナーの絆をより深めます。
特徴
■主な特長
- ・10MHzマスタークロックの伝送に最適な高音質BNCケーブル
- ・「エソテリック・マスタリング・センター」東野真哉監修による特別な高音質仕様
- ・高音質ソフト制作(マスタリング)のノウハウを投入した50ΩのカスタムBNCコネクター
- ・MEXCELテクノロジーによりGHz帯域までインピーダンス・フラットな「ギガヘルツフラット伝送」
- ・D.U.C.C.7N Cu(純度99.99999%)を主要導体に採用
- ・φ2.0mm極太ソリッドコアMEXCEL中⼼導体による揺るぎない中低域とスケール感
- ・極薄平角MEXCEL 編組+銅マイラーテープ+肉厚シルバーコーティング銅編組3 層シールド
- ・柔らかい音質でクラシックに最適。リン青銅無垢材削り出しダイレクト24K金メッキ・センターピン
- ・高音質な銀+ロジウムメッキ・リン青銅コールド側シェル
- ・制振効果に優れたジュラルミン製コネクターロック
■ESOTERIC MEXCEL Philosophy
「かつて到達したことの無いケーブルの新境地へ。」― ESOTERIC MEXCELのフィロソフィーは、誕生して以来、決して変わることはありません。
しかしながら、私たちの音楽をこよなく愛する熱いパッションが、確かなハードウェア開発の実績が、音楽制作現場の想いが、常にケーブルの進化を生み出し、世代交代を重ねてきました。宇宙/防衛産業向け高性能ケーブル開発のノウハウを投入して誕生したMEXCELケーブルは、G(ギガ)Hz帯域を超えるワイドレンジな伝送特性を実現。ギガヘルツ伝送がもたらした豊かな情報量は、7N Cu(99.99999%)の高純度と相まって、オーディオケーブルの新境地を切り拓きました。MEXCELは2004 年の誕生以来、その卓越した音楽表現⼒により、高音質オーディオ再生/音楽制作を支えつづけています。
ESOTERICが手掛ける名盤復刻シリーズ・スーパーオーディオCD/LP作品はアルバム300枚を超え、すべてのマスタリングにMEXCELケーブルが使⽤されています。音楽制作のプロに愛され、高音質サウンドを届けてきた実績。それがMEXCELの類まれなる音楽性のゆるぎない証左です。
■MEXCEL Reference Line
比類なき音像の定位とシャープネス。クッキリと描かれる直接音と柔らかい間接音がもたらす表情豊かなコントラスト。弦楽器の弦の振動が目に⾒えるかのようなパワフルなリアリズムと圧倒的なスケール感。MEXCELの「ギガヘルツフラット伝送」で初めて表現できる音の触感。MEXCEL Reference Lineは、ESOTERICが音にプライドを込めた最上位ケーブルシリーズです。φ2.0mm極太ソリッドコアMEXCEL中⼼導体を採⽤し、揺るぎない中低域のエネルギー感によってダイナミックに、スケール感豊かに音楽を表現することができます。S/N感を高める3層シールド(極薄平角MEXCEL編組+銅マイラーテープ+肉厚シルバーコーティング銅編組)とすることでノイズ対策も万全です。
■MEXCELテクノロジー
MEXCELケーブル最大の特⻑は、GHz帯域に至るまでインピーダンスに変動が無く、フラットな伝送が可能なことです。MEXCELは、MEDIS電着絶縁法による導体素材技術で、絶縁樹脂の電気メッキとも⾔える製造⽅法により、従来はコーナー部の絶縁処理が困難であった平角素線などをはじめ、形状にかかわらず均⼀な絶縁を実現。素線の表⾯を絶縁処理することにより、導体⾯積を最大化させ、表⽪効果による高周波特性の減衰を防止。ワイドレンジなギガヘルツフラット伝送特性を獲得しました。
■ギガヘルツフラット伝送
ギガヘルツ(1GHz=10億Hz)帯域までフラットな伝送特性により、デジタル伝送においては、信号波形になまりの無い、正確な波形の伝送が可能となります。アナログ伝送においても可聴帯域の全域においてフラットな周波数特性を実現でき、音の「⽴ち上がり」、「⽴ち下がり」などに優れた効果を発揮します。
■純度99.99999%を達成、ストレスフリーでつねに高度な伝送特性
D.U.C.C.※ 7N Cuを主要導体に採⽤。高度な品質保証を要求する半導体⽤途と同等の⺟材生産プロセスによって管理された99.99999%の純度を持ち、⾦属不純物のトータル含有量も0.1ppm以下が保証されています。また、使⽤時の曲げなどによって生じる結晶構造の劣化に対しても、常温で自己アニールして健全な状態を確保するアクロリンク開発のストレスフリー加工により、優れた伝送特性を保持します。
※D.U.C.C. とは
導体の結晶粒は大きいほど音質に優れており、D.U.C.C.(Dia Ultra Crystallized Copper)は、結晶粒を一般的な純銅の数十倍以上まで大きく成長させ、結晶の方向性も最適化したオーディオ専用高純度銅導体です。
■高音質ソフト制作(マスタリング)のノウハウを投入したカスタムコネクター
10MHzクロックの伝送に最適な50ΩのBNCコネクターは、「エソテリック・マスタリング・センター」チーフ・マスタリング・エンジニア東野真哉監修のもと、各部のマテリアルに徹底的にこだわり、構成する部品の素材やメッキの組み合わせを変えながら徹底したオーディション(試聴)を繰り返し、最高音質を目指しました。
ホット側センターピンは、高価な稀少材ながら優れた音質を誇るリン青銅を無垢材から削り出して製作。メッキには、暖かく柔らかい音質でクラシック音楽のマスタリングに最適な24K金メッキを採用しました。磁性によるわずかな音質変化を排除するため、ニッケル下地処理をせず、リン青銅センターピンにダイレクトに金メッキを施しました。
コールド側シェルは、高音質なリン青銅と銀+ロジウムメッキの組み合わせを採用しました。
7N-DA6100ESのコネクター同士をロックする接続スリーブ部には、制振効果に優れたジュラルミンを採用。重量のあるハウジングと組み合わせることで、ケーブルと本体の接続部の振動を減らして音質を向上させています。
ー マスタリングにおけるケーブルの意義 ー
「エソテリック・マスタリング・センター」では、ESOTERIC名盤復刻シリーズ・スーパーオーディオCD/LPの制作を手掛けています。高音質盤の制作には、機材の高音質化が欠かせないため、マスタリングに必要なハードウェアだけでなく、インシュレーターやケーブル1本に至るまで妥協無く吟味し、ときにはESOTERICのハードウェア・エンジニアと一緒に新しく機材を開発することもあります。
今回のEsoteric Mastering Edition BNCケーブルもそのような背景から誕生しました。
7N-DA6100IV、7N-DA3100のオリジナルモデルはすでに高い完成度を誇っており、6100を中心にマスタリングに使用してきましたが、今回更に徹底したチューニングを行いました。50ΩのカスタムBNCコネクタ―は、構成する部品レベルで吟味し、メッキの違いや組み合わせの違いを試聴し、10MHzマスタークロックジェネレータ―の能力が最大限発揮できるよう開発を行いました。
最後に、マスタリングとは、そのオリジナル作品の録音制作に携わった方々への敬意を胸に、作品の歴史・文化・技術的な背景に至るまで十分に思いを巡らせながら耳を澄まし、その作品が時に静かに、時に雄大に語り掛けてくる本質を見極めていく作業になります。マスタリングとは、何かを人工的に足したり、良い音を「作る」ことではありません。目の前に展開されるサウンドステージの中に本来作品には無い音が含まれていないかを見極め、不要な音を削ぎ落してゆく、いわゆる「引き算の美学」の世界と言えます。このフィロソフィーは、ケーブルの調音にもそのまま当てはまります。Esoteric Mastering Edition BNCケーブルによって、演奏者とリスナーの間にあった距離が縮まり、リスナーの皆様がより深く音楽に没頭し、音楽の核心へ近づくことができたなら、マスタリングに携わる者としてこれほどの喜びはありません。
エソテリック・マスタリング・センター
チーフ・マスタリング・エンジニア
東野真哉
※製品の仕様、外観などは予告なく変更されることがありますので、予めご了承ください。