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ESOTERIC - ESSD-90201(SACDソフト シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ シューマン:幻想小曲集)《e》【在庫有り即納】

商品コード : ESSD-90201
製造元 : ESOTERIC
メーカー希望小売価格(税別) : 3,611
価格 : 3,973円(税込)
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マイスキーの西側での名声を決定づけた 84年の「アルペジオーネ」、
世界初Super Audio CD化 。
 
ESOTERICならではのこだわりのSuper AudioCDハイブリッド・ソフト

オリジナル・マスター・サウンドへの飽くことなきこだわりと、 Super Audio CDハイブリッド化による圧倒 的な音質向上で確固たる評価をいただいているESOTERIC名盤復刻シリーズ。発売以来LP時代を 通じて決定的名盤と評価され、CD時代になった現代にいたるまで、カタログから消えたことのない名 盤を高音質マスターからDSDマスタリングし、世界初のSuper Audio CDハイブリッド化を数多く実現し てきました。今回はデジタル時代初期に生み出されたドイツ・グラモフォンと旧フィリップスの名盤3タイ トルをSuper Audio CDハイブリッドで発売いたします。
 
苦労人マイスキー

ミッシャ・マイスキーは 1948年、旧ソ連のラトヴィア生まれのチェリスト。キリストを思わせる風貌、ス テージ衣装も通常の燕尾服ではなくイッセイ・ミヤケを愛用し、極めてロマンティックで熱い音楽を聴き 手に届ける音楽家として、70歳を過ぎた現在も 第一線で活躍しています。
1965年の全ソ音楽コ ンクール1位、66年のチャイコフスキー・コン クール6位となり、ロストロポーヴィチに才能を認 められながらも、ユダヤ系ロシア人であったがゆ えに反体制的人物とみなされ約2年間の強制 労働を余儀なくされました。1972年になってよう やく出国許可が下り、アメリカに渡ってピアティゴ ルスキーに師事し、翌73年のカサド国際コン クールで1位となってようやく国際的な注目を集 め、74年にはマールボロ音楽祭に参加、76年 にはロンドン・デビューを飾るなど、世界的な演奏活動を開始したのです。
 
マイスキーを国際的なスターダムに押し上げた「アルペジオーネ」

マイスキーのソロ・デビュー盤は 1981年にアルゲリッチとEMIに録音したフランクとドビュッシーのチェ ロ・ソナタで、同時期にロンドン・シンフォニエッタとの共演でハイドンのチェロ協奏曲をリコルディに録 音しています。しかし真の意味でマイスキーの名を世界の音楽ファンに轟かせたのは、1982年ドイツ・ グラモフォン録音のバーンスタインウィーン・フィル、クレーメルと共演したブラームスの二重協奏曲と、 この84年フィリップス録音の「アルペジオーネ・ソナタ」の2枚でした。
前者はバーンスタインの濃密な 音楽作りの中で切れ味鋭いクレーメルの個性を受け止めるような包容力ある演奏が心を打ち、後者は マイスキーの本領である深いロマンティシズムの世界を臆することなく表現し尽くし、ロストロポーヴィチ 以来長らく音楽界に欠けていた骨太のロマン派チェリストの登場を強く印象付けたのです。
そしてこの 84年以降、バッハの無伴奏全曲を皮切りに、ドイツ・グラモフォンと専属契約を結んだマイスキーは、 続々と新しいアルバムを発表、チェロの主要レパートリーのみならず、世界的なベストセラーとなった 「ララバイ」「アダージョ」「チェリッシモ」などコンセプト・アルバムも手掛け、その人気は今も衰えを知りま せん。
 
アルゲリッチと極めたロマン派の神髄

「アルペジオーネ・ソナタ」では、第 1 楽章冒頭の主題から遅めのテンポでたっぷりとチェロを歌わせ、 シューベルトの歌心の深さを体感させてくれます。自らの感情をたっぷり盛り込み 、主情的に連綿と歌 い続けるその演奏スタイルは、同世代のヨーヨー・マらの爽快かつ健康的なチェロとは対照的で、「あ たかも 19 世紀のチェリストが現代風に洗練された感覚を身につけて私たちの前に蘇ってきたかのよう な」とさえ評されたほどです。しかしその溢れんばかりのロマンティシズムを空虚なものとしないのがマ イスキーの高い音楽性で、人生の「切なさ」を身をもって体験してきた彼ならではの人間性が滲み出て いるのです。
さらにピアノのアルゲリッチがそうしたマイスキーの音楽性に全面的な共感を寄せ、ぴっ たりと寄り添い、あるいは自らリー ドしていくかのような共演ぶりも見事で、「幻想小曲集」のフィナーレ での情熱の迸りや、「民謡風の小品」における各曲のキャラクタリゼーションの鮮やかな描き分けなど、 この二人が作品に盛り込まれたロマンティックな感情の移ろいをこれ以上ないほどに実在の音としてい くさまが生々しく記録されています 。
 
最高の状態での Super Audio CDハイブリッド化が実現

このアルバムの録音はスイス北西部、ジュラ山脈の麓のフランス国境近くに位置する小さな町ラ・ ショー=ド=フォンにあるサル・ド・ムジーク(音楽ホール)で行われました。ここは1955年に開館した約 1200席を擁する室内楽向けのホールで、1962年にはアメリカの建築士レオ・ルロイ・バラネクが「ホー ルのどこに座っていても、ステージ上で針が落ちる音さえ聴こえる」と評し、世界で最も優れたホール の一つにあげているほどです。1960年代から主にフィリップスが録音用に使い始め、イ・ムジチ、イタリ ア弦楽四重奏団、グリュミオー、シェリング、ヘブラー、ホリガー、アラウらの名盤・名録音を通じて、レ コード・ファンには「名録音の代名詞」としてお馴染みの会場です。
プロデュースを手掛けたのはフィ リップスのフォルカー・シュトラウス(19362002)。録音会場の床を一度踏みしめるだけでその会場が 録音に適するかどうかを見極められる耳の持ち主で、同レーベルでハイティンク、マリナー、コリン・デ イヴィスなどの600枚近くのアルバムを制作した伝説のプロデューサーです。チェロとその後ろに置か れたピアノを大きめの音像で明晰に収録しつつ、静寂が保たれたホール内にしっとりとした情感を漂 わせるサウンド作りは名手ならでは。もともとが優秀なデジタル録音であったためこれまでリマスターさ れることはなく、今回が初めてのDSDリマスタリングとなります。

今回のSuper Audio CDハイブリッド化 に当たっては、これまで同様、使用するマスターテープの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程 に至るまで、妥協を排した作業が行われています。特にDSDマスタリングにあたっては、DAコンバー ターとルビジウムクロックジェネレーターに、入念に調整されたESOTERICの最高級機材を投入、また MEXCELケーブルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を余すところなく ディスク化することができました。
 
■「強烈な個性を持つ 2 人の演奏家による、他の追随を許さない素晴らしいアンサンブル

「強烈な個性を持つ 2人の演奏家の組み合わせによって、楽しめる要素を多く含んだ演奏。マイス キーは進境著しく、実にロマンティックな歌いぶりを見せている。「アルペジオーネ」ではどちらかといえ ばアルゲリッチがリードしている感のあることは否めないが、激しい自己主張を示す一方で、優しく包 み込むような暖かさものぞかせている。シューマンの魅力的な小品2曲は、ロマンティシズムが全面に 出されながらも、やはり個性的で興味深い演奏である。」
(『クラシック・レコード・ブ ックVOL.5室内楽曲編』、1980年)

「ソ連出身のマイスキーは、チャイコフスキー・コンクールで入賞し、ロストロポーヴィチに師事した。そ のテクニックは素晴らしく、しかも細かい心づかいが行き渡っている。「アルペジオーネ」では全体を リードしているのはアルゲリッチで、開始部などまことに大胆。シューマンではふたりのロマン的情熱が 一致している。」
(『クラシック CDカタログ89』、1989年)

「当意即妙のアンサンブルを聴かせる。マイスキーは、この柔軟な感性と溢れるような歌心で、かなり大 きなテンポの伸縮や大胆なディナーミクの変化を付けているが、それを決して恣意と感じさせないのは さすがだ。この演奏の訴求力が強いのは、彼のシューベルトに対する思いの深さが、この作品の深み のある抒情を見事に掬い上げているからである。しかもその淀むことのない見事なテクニックがそれを しっかりと支えている。アルゲリッチはこの作品の性格上、いつもに比べれば控えで前面に立つことは ないが、随所に即興性あふれる躍動や敏感な反応を見せ、味わい深い共演を果たしている。」
(『クラシック不滅の名盤 800』、1997年)

「強烈な個性を持つ 2人の演奏家は、相変わらず他の追随を許さない素晴らしいアンサンブルでファ ンを楽しませてくれる。どちらかといえばアルゲリッチがリードしている感は否めないが、自己を主張す る一方で、マイスキーを引き立てるような暖かい仕草も見せており、シューマンの2作にも優しいロマン ティシズムが強く押し出されている。」
(『クラシック不滅の名盤1000』、2007年)

「マイスキーが西側で活躍し始めて間もないころにアルゲリッチと録音したこのアルバムは、彼の西側 でのチェリストとしての存在感を一気に高めた。アルゲリッチの高揚感に満ちた刺激的で鮮烈な音楽 が、シューベルトの音楽にかつてない新鮮さをもたらしているが、マイスキーはその音楽に的確に対峙 しながらも、自らの少し翳りを帯びた情感を一杯に湛えた音楽を遺憾なく発揮して、独自のロマン的世 界を生み出している。シューマンの方は、アルゲリッチが得意とする作曲家だけにより濃密な音楽が奏 でられているが、マイスキーもここでは互角に対峙して非常に緊張感と切れ込みの鋭い音楽を奏で、 スリリングな味わいにあふれる演奏を実現している。」
(『最新版クラシック不滅の名盤1000』、2018年)
 
収録曲 / 詳細
 
フランツ・シューベルト(1797-1828)
● アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D.821
 [1] 第1楽章:アレグロ・モデラート
 [2] 第2楽章:アダージョ
 [3] 第3楽章:アレグレット
 
ロベルト・シューマン(1810-1856)
● 幻想小曲集 作品 73
 [4] 第1曲:やさしく、表現をもって
 [5] 第2曲:生き生きと、軽く
 [6] 第3曲:急いで、炎のように
 
● 民謡風の 5つの小品 作品 102
 [7] 第1曲:ユーモアをもって
 [8] 第2曲:ゆっくりと
 [9] 第3曲:早くなく 、たっぷりとした音で演奏して
 [10] 第4曲:急がずに
 [11] 第5曲:力強く、はっきりと
 
詳細
 奏者 ミッシャ・マイスキー(チェロ)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 録音 1984年1月7日〜10日、スイス、ラ・ショー・ド・フォン、サル・ド・ムジーク
 初出 4122301(1985年)
 日本盤初出 25PC5160、 32CD210(1985年7月1日)

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