トップ > レコード・CDソフト・書籍 > SACD > ESOTERIC - ESSG-90191(SACDソフト ベートーヴェン:交響曲第6番/シューベルト:交響曲第5番)《e》【12月10日初回入荷分売切、12月12日以降入荷次第順次出荷いたします】

ESOTERIC - ESSG-90191(SACDソフト ベートーヴェン:交響曲第6番/シューベルト:交響曲第5番)《e》【12月10日初回入荷分売切、12月12日以降入荷次第順次出荷いたします】

商品コード : ESSG-90191
製造元 : ESOTERIC
メーカー希望小売価格(税別) : 3,611
価格 : 3,900円(税込)
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このウィーン・フィルの響きは、ベーム晩年の完熟の輝きそのもの。
 
ESOTERIC ならではのこだわりのSuper Audio CDハイブリッド・ソフト

オリジナル・マスター・サウンドへの飽くことなきこだわりと、Super Audio CDハイブリッド化による圧倒的な音質向上で 確固たる評価をいただいているESOTERIC名盤復刻シリーズ。発売以来LP時代を通じて決定的名盤と評価され、CD時代になった 現代にいたるまで、カタログから消えたことのない名盤を高音質マスターからDSDマスタリングし、世界初のSuper Audio CD ハイブリッド化を数多く実現してきました。今回はアナログ時代全盛期にウィーン・フィルが名指揮者と録音した極め付きの 名盤2枚をSuper Audio CDハイブリッドで発売いたします。
 
ドイツ・オーストリア音楽の本質を真っ正直に伝えるベーム

生前はウィーン・フィルやベルリン・フィルから神のように崇められ、カラヤンと人気を二分したオーストリアの名指揮者 カール・ベーム(1894-1981)。音楽を流麗に磨き上げるカラヤンの派手な音楽作りと比べて、素朴で質実剛健・愚直なまでに 音楽に忠実なベームの音楽は、ドイツ・オーストリアのクラシック演奏の本質を伝えるものとして高く評価されていました。 1970年代以降、つまりベーム70代後半から80代にかけての晩年の10年間は、クラシック音楽の伝統の守護神としての存在感を増し、 特に日本においては3度の来日公演の絶賛とも相まって、急激にその評価と人気を高めていった時期でもありました。 そのベーム生涯最後の10年間の冒頭と最後期に録音された2曲をカップリングしたのが当アルバムです。
 
1970年代、ベーム晩年の輝きを刻印した名演

1970年代のベームは録音面でも充実の極みにありました。1930年代のSP時代以来長い盤歴を誇るベームでしたが、意外なギャップも多く、 70年代はそれらのギャップを埋めていく時代でもありました。オーケストラも60年代に数多く録音したベルリン・フィルに代わって ウィーン・フィルが起用されるようになり、ブルックナーの交響曲第3番・第4番・第7番・第8番、ブラームスの交響曲全集、 ドヴォルザーク:新世界、R.シュトラウス「英雄の生涯」、J.シュトラウス:ワルツ集、ワーグナー:管弦楽曲集、 モーツァルト「レクイエム」とベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」のステレオ再録音などはその一例ですが、この充実の10年間の 劈頭を飾ったのが1970年〜72年にかけて録音されたウィーン・フィルとの「ベートーヴェン:交響曲全集」でした。ベートーヴェン 生誕200年の1970年に録音された第5番と第9番で開始され、翌71年の第6番「田園」、そして72年9月に残りの6曲が一挙に収録され て完結したこの全集は、1973年のドイツ・グラモフォン創立75周年を記念するアニヴァーサリー・エディションとしてハイドンから シベリウスにいたる10人の作曲家の交響曲全集(または選集)の一環として同社入魂の企画でもありました。またこのベームの ベートーヴェン全集は、(わずかの例外を除き)60年代を通じて強力な専属契約に縛られていたデッカ・レーベルのみに録音を 行っていたウィーン・フィルが、初めてドイツ・グラモフォンに録音するプロジェクトでもあり、その意味でも歴史的な意味合いを 持つ録音となったのでした。
 
ベーム唯一の録音となった「田園」

1971年5月録音の第6番「田園」は、この全集の9曲中最も高く評価されてきた演奏です。不思議なことにベームにとっては この曲生涯唯一のセッション録音となったものですが、スケール雄大な構想の中で、過度な表情付けを排しむしろ淡々と歩みを 進めることでかえってウィーン・フィルの持つ圧倒的な美感を引き出し、ひいてはそれが作品の本質を突くという高度な次元での 名演が実現したのでした。デッカ時代のゾフィエンザールで収録された明晰・明解な、しかし雰囲気に欠けるオンマイクの音作りに比して、 録音場所をムジークフェラインザールに移し、その美しい残響を採り入れることで光輝を増した、魅力あふれるウィーン・フィルのサウンドが、 質実剛健を貫くベームの解釈に微笑みを加えているかのようです。
 
ノスタルジックなシューベルトの第5番

一方1979年暮れに録音されたシューベルトの交響曲第5番は、ベーム晩年の10年間の最後の時期の記録で、初出は凄絶な演奏であるがゆえに ベームの隠れた名盤として知られる1978年録音のシューマンの交響曲第4番でした。ベームがこのシューベルト若書きの佳品を初めて ウィーン・フィルで演奏したのは第2次大戦中の1943年のことで、その後44年、53年、65年、67年、78年と取り上げ、55年にはデッカに モノラル録音も残しています。71年のベートーヴェン「田園」と比べると、よりゆっくりとした歩みの中で老巨匠がまるで過去を振り返るような ノスタルジックな趣さえたたえ、「田園」の時よりもより近接したサウンド・イメージで捉えられた、ウィーン・フィルの艶のある 弦楽パート、チャーミングな木管が花を添えます。ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団のステレオ録音と双璧を成す懐古主義的な 名演ともいえましょう。
 
最高の状態でのSuper Audio CDハイブリッド化が実現

録音を担ったのはドイツ・グラモフォンのベテラン、ギュンター・ヘルマンス。客席が空だと残響が多く、セッション録音は必ずしも 容易ではないムジークフェラインザールの響きの本質をとらえる手腕はさすがといえましょう。「田園」の時はオーケストラ全体の響きを やや遠めの距離感で見通せるような音作りをしたかと思いきや、シューベルトの第5番ではより近めの響きを取り入れることで作品の持つ親密さを 自然に醸し出すなど、ベテランならではの仕事ぶりが刻まれています。2曲のうち特に「田園」は、定評ある名盤だけにCD時代初期にCD化されて以来、 カタログから消えたことがなく、1995年にはOriginal Image Bit Processing (OIBP)方式でリマスターされたDGオリジナルスにも組み込まれていました。 シューベルトの第5番はその95年のオリジナルス発売時にカップリングされたことがあり、それ以来このカップリングで再発売されていますが、 DSDリマスタリングによるSuper Audio CD化は初めてです。今回のSuper Audio CD ハイブリッド化に当たっては、これまで同様、使用する マスターテープの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業が行われています。特にDSDマスタリングにあたっては、 DAコンバーターとルビジウムクロックジェネレーターに、入念に調整されたESOTERICの最高級機材を投入、またMEXCELケーブルを惜しげもなく使用することで 、オリジナル・マスターの持つ情報を余すところなくディスク化することができました。
 
■「第2楽章の比類ない美しさーーこれを凌駕する演奏など皆無」
「ゆっくりとしたテンポで、どこにも競ったり意気込んだところがなく、悠々自適、作品をじっと見つめてその仕上げを楽しんでいるような演奏ぶりである。いかも全ての構成がすっきりしているのはベーム解釈が主観に走らず、常に作品自体を見抜いて客観的な基準に立って行われているからである。」
(『レコード芸術』1976年4月号、推薦盤[交響曲全集として])

「ベームとウィーン・フィルによるベートーヴェンの交響曲全集で、これが一番成功している。第1楽章はやや無造作なくらいのテンポで進むが木管が絶妙に絡み、スケルツォ〜フィナーレではベームの録音には珍しくユーモアや指揮者の微笑みさえ感じさせる。特にフィナーレは、テーマの繰り返しのたびに表情が変化し、ヴァイオリンが輝きながら田園賛歌を高らかに歌い上げている。」
(『クラシック・レコード・ブックVOL.1交響曲編』、1985年)

「『田園』は実に素晴らしい。なんのケレン味もなく、そのまま曲と共に遊べる楽しいベートーヴェンだ。特に弦のソフトな響きがいかにもウィーンを感じさせる第2楽章(管の響きも全く素晴らしい)、力を抜かずに十分の感謝を歌って大きく進む終楽章は実に楽しい。」
(『レコード芸術・別冊Classic CD Catalogue ‘89』、1989年)

「ベームとウィーン・フィルが絶頂期を迎えていたころの録音である。飾り気のない実直な演奏で、楷書体的ともいえる全体の曲運びはベートーヴェンの音楽構造を偏りなく明らかにしている。ベームのつくる音楽的骨組みにウィーン・フィルの弦や管の音色やハーモニーの美しさが血と肉を与えていると言っていいかもしれない。テンポは全体として遅いが、リズムとアーティキュレーションが明確なベームの棒は曲自体を弛緩させることが全くない。」
(レコード芸術選定『クラシック不滅の名盤1000』、2007年[交響曲全集について])

「《田園》という曲がベームの資質に見事なまでに相応していたことはいうまでもない。オーケストラがウィーン・フィルであったこともその融合性を高める結果となっており、望みうる最良にして最適の演奏であったことは疑いない。ベームのアプローチはあくまで音楽の構造や構成をしっかりと整え、バランス感のある安定したドライビングがベースにある。第2楽章の比類ない美しさなど、これを凌駕する演奏など皆無のように思えてくる。」
(ONTOMO MOOK『クラシック名盤大全交響曲編』、1998年)
 
[収録曲]
 
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
● 交響曲 第6番 へ長調 作品68 《田園》
 [1] 第1楽章:田舎に到着したときの朗らかな感情のめざめ(アレグロ・マ・ノン・トロッポ)
 [2] 第2楽章:小川のほとりの情景(アンダンテ・モルト・モッソ)
 [3] 第3楽章:農民の楽しい集い(アレグロ)
 [4] 第4楽章:雷雨、嵐(アレグロ)
 [5] 第5楽章:牧人の歌、嵐のあとの喜ばしい感謝の感情(アレグレット)
 
フランツ・シューベルト(1797‐1828)
● 交響曲 第5番変ロ長調D.485
 [1] 第1楽章:アレグロ
 [2] 第2楽章:アンダンテ・コン・モート
 [3] 第3楽章:メヌエット(アレグロ・モルト)〜トリオ
 [2] 第4楽章:アレグロ・ヴィヴァーチェ
 
詳細
 録音 1971年5月24日〜26日(ベートーヴェン)、
1979年12月18日&22日(シューベルト)、ウィーン、ムジークフェライン大ホール
*日幅は国内盤LPの表記です。今回のジャケット表記は月までです。
 初出 ベートーヴェン 2530 142 (1971年)、 シューベルト 2531 279(1980年)
 日本盤初出 ベートーヴェン MG2317 (1972年3月)、 シューベルト 28MG0015(1981年2月28日)

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