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ESOTERIC - ESSG-90183/85(SACDソフト3枚組 ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」)《e》【完売】

商品コード : ESSG-90183
製造元 : ESOTERIC
メーカー希望小売価格(税別) : 10,833
価格 : 11,700円(税込)
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クライバー最後のセッション録音となった空前の「トリスタン」が、世界初Super Audio CDハイブリッド化!
 

ESOTERIC ならではのこだわりの Super Audio CD ハイブリッド・ソフト

オリジナル・マスター・サウンドへの飽くことなきこだわりと、Super Audio CDハイブリッド化による圧倒 的な音質向上で確固たる評価をいただいている ESOTERIC 名盤復刻シリーズ。発売以来 LP 時代を 通じて決定的名盤と評価され、CD 時代になった現代にいたるまで、カタログから消えたことのない名 盤を高音質マスターから DSD マスタリングし、世界初の Super Audio CD ハイブリッド化を数多く実現し てきました。
カルロス・クライバーの名盤は、当シリーズでもこれまで「ブラームス:交響曲第4番」、 「シューベルト:交響曲第8番《未完成》&第番」、「J.シュトラウス:喜歌劇《こうもり》」、「ヴェルディ:歌劇《椿姫》」(グレイト4オペラズのセット)と4点を発売してきましたが、今回はその真打ともいうべき、ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」を世界で初めてSuper Audio CDハイブリッド化いたします。
 

クライバー最後のセッション録音にして、クライバーが指揮した唯一のワーグナ

1982年にかけて3年がかりで収録されたワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」です。
クライバーが初めて「トリスタン」を指揮したのはシュトゥットガルト・オラ時代の1969年9月のことで、故ヴィーラント・ワーグナーの演出プランと舞台装置をもとに、トリスタン役のヴォルフガング・ヴィントガッセンが演技指導をするでの新演出で、ヴィントガッセンのほかイングリット・ビョーナー、オットー・フォン・ロール、グスタフ・ナイトリンガーら当時の名歌手を揃えた公演は絶賛を浴びました。1973年にはウィーン国立歌劇場に「トリスタン」でデビュー、さらに翌1974年から1976年にかけてはバイロイト音楽祭でも「トリスタン」を指揮するなどこのオペラは、「ばらの騎士」、「オテロ」、「椿姫」などと並んで、1970年代のクライバーにとっては必ず成功を収めることのできる十八番ともいえる代表作となりました。
そうした状況を受けて、ドイツ・グラモフォンはバイロイト音楽祭などでのライヴ収録を提案したものの、長時間の公演での歌手の疲労やオーケストラとの不十分なバランスなどを憂慮したクライバーの同意を得ることができず、最終的には、クライバーが1973年に「魔弾の射手」で初めてセッション録音を手掛けた時のパートナーである名門オーケストラ、シュターツカペレ・ドレスデンを起用し、セッション録音のプロジェクトとして実現したのです。
 

意外なイゾルデ役の選択も含め、当時最高のキャストが集結

キャストもクライバーの希望で綺羅星のごとき名歌手が結集しています。
トリスタンにはちょうど同役を手掛け始めていたルネ・コロ、マルケ王には既にバイロイト音楽祭でクライバーと共演していたクルト・モル、ブランゲーネにはミュンヘンの「ばらの騎士」や「こうもり」でクライバーの盟友だったブリギッテ・ファスベンダー、クルヴェナールには伝説的なフルトヴェングラーの「トリスタン」全曲盤にも参加していたディートリヒ・フィッシャー=ディースカウが起用されるなど文字通り完璧な布陣。
往年の名テノール、アントン・デルモータが第3幕に登場する牧童というチョイ役でカメオ的に出演しているのも印象に残ります。歌手の選択で意外だったのは、クライバーがイゾルデ役に、モーツァルト歌手として一世を風靡していたマーガレット・プライスを敢えて起用したことでしょう。イゾルデ役はもちろんのこと、ワーグナーのオペラとも縁がなかったプライスは、既成概念に縛られず、ピュアでのびやかかつ情熱的な声と明確なドイツ語のディクションとで、クライバーの望む通りのイゾルデ像を描き出しています。
 

大歌手も納得したクライバーの演奏解釈

クライバーはセッション前にオーケストラだけのリハーサルを10回要求するなど万全を期し、歌手、合唱団とも綿密なピアノ・リハーサルを重ねてセッションに臨み、クルト・モルは「クライバーはこの作品のあらゆる細部まで知り尽くし、細かく分析的なリハーサルを積み重ねていったのですが、その結果は頭ではなく、あくまでも心と感情から出た音楽になったのです」とその音楽作りに共感を寄せ、さらに大ヴェテランのフィッシャー=ディースカウも「これは、私の生涯で、本当の意味でリハーサルをすることができる指揮者と共演した最後の機会でした。
リハーサルで指摘されるあらゆることが大切だと実感できたのです」と振り返るほどの充実度を感じていました。史上初の「トリスタン」全曲録音となったフルトヴェングラー盤以来、ショルティ、ベーム、カラヤン、バーンスタインら、20世紀の名だたる名指揮者たちがそれぞれの個性を傾注してこのオペラの名盤を刻んできましたが、その中でもオーケストラと歌手の充実度、そしてこのオペラの底知れぬ深みを優秀なサウンドで捉えた全曲盤として、このクライバー盤は一頭抜きん出た存在感を示しています。
 

ルカ教会での優秀デジタル録音

録音が行われたドレスデンのルカ教会は、19世紀末から20世紀初頭にかけて建立され、第2次大戦中のドレスデン爆撃によって大きな打撃を受けたものの、1950年代後半からはオーケストラの練習及び録音に用いられるようになり、1960年代からは録音用スタジオとしての機能が段階的に整備され、ヨーロッパ随一の録音会場として知られるようになりました。
教会といっても現在の内装は明るくモダンで、響きもクリアで明澄、過度な残響もなく、大規模なオーケストラやオペラの録音でもサウンドが混濁しないため、東ドイツが共産主義時代だったからさまざまな録音に起用されてきました。このクライバーの「トリスタン」でもその伝説的なサウンドは健在で、歌手の歌唱の背後に大きく広がる深みを湛えたオーケストラは、決して各パートの明晰さを失わず、クライバーの要求する幅広いダイナミックス(特に弱音の領域の表現の精緻さが捉えられているのはデジタル録音ならでは)を申し分なく捉えています。
第1ヴァイオリンを左側、第2ヴァイオリンを右側に分け、その間にヴィオラとチェロ、中央奥にコントラバスを置くという独特のオーケストラ配置は晩年のクライバーがこだわったものでした。デッカのオペラ録音などでよく用いられた(同時発売されるカラヤンの「オテロ」でも顕著)、登場人物の舞台上での動きを音化したり、効果音や空間性を誇示したりすることもなく、固定化した音像に終始するのも、かえってこの「トリスタン」というオペラには相応しく、音楽そのものの深みに思う存分浸りきることができます。
 

音楽の流れを途切れさすことなく、最高の状態でのSuper Audio CDハイブリッド化が実現

この「トリスタン」は当初LP5枚組で発売されましたが、音楽の流れを途切れさせたくないというクライバーの「強い希望によって」、各面の切れ目はフェイドイン/フェイドアウトで処理されていたのも異例でした。
1986年にCD化された時には4枚に切られ、その処理が踏襲されましたが、その後DG OriginalsでのOIBPマスタリング盤では各幕をディスク1枚に収める編集がなされ、クライバーの希望通り、途切れることなくこのオペラを味わうことができるようになりました。
今回のSuper Audio CDハイブリッド化に当たっては、これまでのエソテリック企画同様、使用するマスターテープの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業が行われています。特にDSDマスタリングにあたっては、DAコンバーターとルビジウムクロックジェネレーターとに、入念に調整されたエソテリック・ブランドの最高級機材を投入、また同社のMEXCELケーブルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を余すところなくディスク化することができました。
 

収録曲

 
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」(全曲) 3幕の劇/台本:リヒャルト・ワーグナー

トリスタン:ルネ・コロ(テノール)
イゾルデ:マーガレット・プライス(ソプラノ)
ブランゲーネ:ブリギッデ・ファスベンダー(アルト)
マルケ王:クルト・モル(バス)
クルヴェナール:ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
メロート:ヴェルナー・ゲッツ(テノール)
舵取り:ヴォルフガング・ヘルミヒ(テノール)
若い水夫:エーバーハルト・ビュヒナー(テノール)
牧童:アントン・デルモータ(テノール)

歌唱指導:ヘルムート・ヴィーゼ

ライプツィヒ放送合唱団(合唱指揮:ゲアハルト・リヒター)
シュターツカペレ・ドレスデン
指揮:カルロス・クライバー
 
DISC1
[1] 前奏曲第1幕
[2] 第1場「西の方へ目は向くが」(若い水夫、イゾルデ、ブランゲーネ)
[3] 第2場「さわやかな風は故郷へと吹いて行く!」(若い水夫、イゾルデ、ブランゲーネ、クルヴェナール、合唱)
[4] 第3場「ああ,何ということを!」(ブランゲーネ、イゾルデ、合唱)
[5] 第4場「さあ!ご婦人がた」(クルヴェナール、イゾルデ、ブランゲーネ)
[6] 「トリスタン様お入りください!」〜第 5場「お姫様,おっしゃって下さい,何をお望みですか」(イゾルデ、トリスタン、合唱)
[7] 第5場「トリスタン!」「イゾルデ!」「不実にして優しき人」(イゾルデ、トリスタン、合唱、ブランゲーネ、クルヴェナール)
 
DISC2
[1] 前奏曲第2幕
[2] 第1場「狩の物音がまだあなたに聞こえる?」(イゾルデ、ブランゲーネ)
[3] 第2場「イゾルデ!愛する人よ!」「トリスタン!愛する人よ!」(トリスタン、イゾルデ)
[4] 「おお,降り来よ,愛の夜を」(トリスタン、イゾルデ)
[5] 「寂しく私が見張るこの夜に」(ブランゲーネ)
[6] 「聞いてください,恋人よ!」(イゾルデ、トリスタン)
[7] 「けれども私たちの愛は」(イゾルデ、トリスタン)
[8] 「こうして私たちは死ねばよい」(トリスタン、イゾルデ、ブランゲーネ)
[9] 第3場「お逃げなさい,トリスタン様!」(クルヴェナール、トリスタン、メロート)
[10] 「本当に守ったのか?」(マルケ王)
[11] 「王よ,それには答えられません」(トリスタン、イゾルデ、メロート)
 
DISC3
[1] 前奏曲第3幕
[2] 第1場シャルマイ(牧笛)の音
[3] 「クルヴェナールよ!クルヴェナールよ!」(牧童、クルヴェナール、トリスタン)
[4] 「どうしてここへですって?」(クルヴェナール、トリスタン)
[5] 「まだ光は消えなかった」(トリスタン、クルヴェナール)
[6] 「まだ船は見えません!」(クルヴェナール、トリスタン)
[7] 「死んだのですか?生きているのですか?」(クルヴェナール、トリスタン)
[8]] 第2場「この太陽!この昼!」(トリスタン、イゾルデ)
[9] 「ああ!私です,私です,あなたが愛するイゾルデです」(イゾルデ)
[10] 第3場「クルヴェナールよ!もう一隻船が」(牧童、クリヴェナール、舵取り、ブランゲーネ、メロート、マルケ王)
[11] 「穏やかに,静かに,彼が微笑み」(イゾルデの愛の死)(イゾルデ)
 
詳細
録音 1980年8月26日、27日、29日、31日、10月18日〜26日、1981年2月5日〜10日、4月10日、21日、1982年2月27 日、4月4日、ドレスデン、ルカ教会 VEBドイッチェ・シャルプラッテン(当時のドイツ民主共和国、ベルリン)との共同制作
初出 2741 006(1982年)
日本盤初出 00MG0440〜4(1982年12月25日)

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